クラミジア感染症の感染経路はほぼセックス

セックス中のカップル

クラミジア感染症には、クラミジアトラコマチスという細菌に感染することで発症します。
主な感染経路は尿道や膣内といった粘膜同士が接触する場所で、感染経路のほぼ大半がセックスによるものと考えられる性感染症です。
粘膜より感染したクラミジアトラコマチスは、そのまま細胞内へ侵入してしまうことから、異物が体内に侵入した際には作動する免疫がはたらかず、症状が現れにくいのが特徴です。
自覚症状が無いか、ごく軽いものなので本人が感染に気が付かないことも多く見られます。

クラミジアは性行為を行う人同士なら、誰にでも感染するリスクがあります。
日本で広く流行している性感染症は様々な種類がありますが、クラミジアは特に感染者の数が多い性病です。
その理由は自覚症状の乏しさと潜伏期間の長さにあり、感染してから1週間から3週間程度は潜伏期間にあり、この間はほとんど症状を自覚することがありません。
そのため感染に気が付かずに性行為に及ぶと感染が広がり、クラミジアに感染してしまう人が増加します。

クラミジアが最も感染しやすいのは、粘膜同士が接触する性行為です。
感染率は50%近いと言われ、感染者と何らかの性行為を行った場合、2回に1回はクラミジアに感染してしまう危険性があります。
性行為以外で感染することは非常にまれなケースで、それは原因菌のクラミジアトラコマチスが動物の細胞内でしか繁殖できないという特性を持つからです。
温泉やプールで感染者と同じ水に浸かったり、タオルや便座の共有など間接的な接触での感染はほとんど心配する必要がありません。

細菌の中には一度感染することで耐性や免疫を獲得できることもありますが、クラミジアに感染しても免疫ができることは無いので注意が必要です。
クラミジアを感染中している最中、体の中では一時的抗体が作られるものの、完治して細菌が体から排除されると、抗体も失ってしまいます。
そのため、クラミジアは何度も再発や再感染する可能性が残ることになります。

アナルセックスやオーラルセックスも感染経路

クラミジアはセックスはもちろん、口腔を使ったオーラルセックスや肛門を使ったアナルセックスなど、粘膜が接触するあらゆる性行為で感染します。
感染する最大の原因は粘膜同士が接触することですが、精液や膣分泌液による感染も起こり得ます。
精液やカウパー液、尿や唾液などからも感染するので、性器を接触させなくても感染者との性行為は常に感染のリスクがあると考えましょう。

クラミジアの原因菌は自身でエネルギーを生産することがなく、生存のために宿主となる細胞の粘膜に感染し、エネルギーを供給をしなければ生き残ることができません。
男性の場合の主な感染経路は尿道からの侵入で、尿道を通る精液やカウパー液にも細菌が存在します。
ただし、細胞から出た最近は長い期間生き残ることができませんので、粘膜同士の接触と比べると感染確率は低くなります。
女性の場合は細菌が膣の奥まで侵入することで感染します。
そのため、性器同士が触れる性行為が一番感染しやすい状況と言えます。
感染を放置しておくと男性・女性ともに不妊の原因となることもあるので注意しましょう。

オーラルセックスやアナルセックス、さらには精液やカウパー液との接触に注意しても、口内に舌を入れるディープキスによっても感染する場合があります。
一緒に入浴したり軽いキス程度では感染しませんが、感染者が咽頭クラミジアに感染していて、さらに菌の繁殖が活発な潜伏期である時などにディープキスを行うと感染の危険性は高まります。
クラミジアは異性と性的な接触を持つ場合、誰でもどのような行為でも感染する可能性は少なからず存在するのが特徴です。
性別によって感染のしやすさに差異は無いため、異性でなくても同性同士でも感染の危険は変わりません。