クラミジアは罹っていたとしても無症状のケースが多く、女性の場合には無自覚でセックスを繰り返し被害を拡大してしまうことがあります。
特に10代や20代など、クラミジアについての知識が乏しい人、婦人科や産婦人科などの医療機関にあまり通うことのない人はその傾向が強いため注意が必要です。

クラミジアは自然治癒することがないため、ちょっとした症状でも見逃さず対処していくことが大切です。
その判断は素人では難しい面も出てきますが、クラミジアの疑いを常にもっておくことで、さらには正しい知識を身に着けていくことで、それ以上の被害拡大を防ぐことができます。
どのタイミングで医療機関を受診すればいいのか、しっかり押さえておくことが大切なポイントとなってくるわけです。

女性の性感染症で最も多いクラミジア感染症

クラミジアで悩む女性女性が感染する性感染症の中でも最も割合が多いのがクラミジア感染症です。
では、なぜ女性がクラミジア感染症にかかりやすいのでしょうか。
それはクラミジア感染症に感染した人の約8割が無症状で感染したこと自体に気がつかないという特徴があるからです。
知らず知らずのうちに自分が感染していて、さらには自覚症状がないためそのまま感染を拡大してしまう、こういった経緯があるわけです。

また、女性の場合は男性に比べて性器の粘膜部分が大きいためクラミジアの原因菌が入り込むリスクが高まります。
男性がクラミジア感染症にかからないわけではありませんが、やはりこういった理由から女性よりはその数が少ないのが特徴です。

そして、クラミジア感染症の感染率は女性の中でも比較的若い、10代や20代によく見られます。
これは性感染症に対しる知識が上の年代に比べて乏しいこと、医療機関への受診に抵抗が強いことが関係しています。
そもそもクラミジア感染症について知らなければクラミジアの症状があらわれても見過ごすことが多くなりますし、医療機関、特に産婦人科や婦人科、性病科に抵抗を感じていてはなかなか受診する機会は得られません。
とはいえ、クラミジア感染症は自然治癒することがない性感染症です。
その原因菌を完全に消滅させなくては症状はさらに悪化することになるため、注意が必要になってきます。

クラミジアだと気付くきっかけ、よくある症状

先に、クラミジア感染が起きてもそのほとんどが無症状だと挙げましたが、感染後にそのままの状態を放置していればそのうち明確な症状があらわれるようになります。
その具体的な症状としてまず挙げられるのが、性器部分のかゆみ、かぶれといったトラブルです。
ただの蒸れだと勘違いしてしまう人も中にはいますが、これらの症状があまりにひどい場合には医療機関を受診して対処していくのがベストです。

市販薬の中にはこうした性器トラブルにも対応できるクリームや軟膏が売られています。
ただ、これはあくまで一時しのぎで、クラミジア感染症の場合にはその根本を解決しなければ意味がありません。
先に挙げたように、自然治癒することがない原因菌なので放置すればするほど状態は悪化の一途をたどることになるわけです。

クラミジアは治るまでは性行為は避ける

ちなみに、このクラミジア感染症が疑われている期間は性行為は避けるのがベストです。
この時期に性行為を繰り返すことで、クラミジア感染症をさらに拡大してしまう恐れがありますし、何より自分自身の体に負担がかかってしまう危険性もでてきます。
クラミジア感染症は主に、粘膜接触によって感染していきます。
女性が感染しやすいとされているのもこのためで、そのリスクが少しでもある以上感染の危険は早めに排除していくべきというわけです。

クラミジアに感染している間でも避妊していればセックスしても大丈夫なのではと思われる人も中にはいるかもしれませんが、これは間違いです。
避妊したところでそれまでの段階で粘膜接触があれば意味がありませんし、避妊道具が万全のアイテムというわけでもありません。
クラミジア感染については正しい知識を持って対応していくこと、感染を拡大しないための工夫が必要になってきます。

今回の場合、女性のクラミジア感染について大きく取り上げてはいますが、男女ともに感染を広げないための正しい対処が大切になってきます。
例えば、不特定多数とのセックスはできるだけ控えるようにすること、パートナーがすでに固定している場合には互いに性感染症のチェックをして安全が確保された状態で初めてセックスするようにすることなど、個別の工夫が重要です。
これはあくまで一例ではありますが、自分の身体を守るために、そしてパートナーとの信頼関係を築いていくために、こういった工夫は日ごろから心がけていくようにしましょう。
互いに正しい知識をもったうえでクラミジア感染について対処していきます。

性器に違和感やセックス時に痛み出たらクラミジアかも

先に挙げたように、クラミジアに感染した場合でも具体的に症状があらわれないケースがほとんどです。
ごくまれに性器に違和感を覚える人もいるようですが、無自覚であるがゆえに発見が遅れてしまうこともあります。

とはいえ、クラミジアの原因菌が体内に残っている限り、問題が解決されることはありません。
体調が悪い時や睡眠不足が続いているときなど、体の免疫力が弱くなるタイミングで何かしらの症状があらわれることもあります。
いくら無自覚、無症状でも、この段階で明らかにおかしな症状が体にあらわれだします。

クラミジアの具体的な症状とは

クラミジアの症状について考える女性具体的にどんな症状があらわれてくるのでしょうか。
まず挙げられるのがセックス中に性器に痛みや違和感を覚える症状です。
いつもならば感じない事でも、性器に何かしらのトラブルが起きていればこうした症状があらわれるようになります。
それがクラミジア感染によるものなのか、ただ単に男性側のテクニック不足なのかは自分で判断することになりますが、原因不明の痛みがあればクラミジア感染を疑ってもいいかもしれません。

特に、セックス中の違和感は女性のちょっとした体調変化で起こりうる症状です。
クラミジア感染に限ったことではないものの、少なからず性感染症かもしれないという疑いは持っておくに越したことはありません。
男性はその女性の違和感に気が付かない事もあるため、無症状、無自覚でも何か違和感を覚えた段階でアクションを起こすようにしましょう。
例えば、パートナーに相談してみる、医療機関を受診して詳しい検査を受けてみるなど、実際にクラミジアかどうかの判断をしていきます。

その段階でクラミジアでなければ安心できますし、また他の原因を探すために対処が出来ます。
逆にクラミジアだと分かればパートナーにもその危険性を伝えることが出来ますし、最短のルートで治療に取り組むことが出来ます。

女性の場合、クラミジアに感染するのは性器の奥部分、ちょうど子宮の入り口周辺部分の粘膜です。
女性のクラミジア感染で無自覚、無症状の人が多いのはこうした感染の部位にも関係しています。
性器の奥部分であれば痛覚もありませんし普段は刺激がないため、気づくこともできません。
ただ、セックスの最中は挿入時にどうしてもこの部位が刺激されることになるため、必然的に先のような症状が出やすくなっていきます。

セックス中の痛みや違和感は女性の身体からのSOSです。
ただ単に相手のテクニックが悪い、自分の体調が悪いだけというのであればまだいいのですが、そうでない場合、とりわけ注意が必要になってくるという点は押さえておくようにしましょう。
必要以上に神経質になって、セックス中も気がそれてしまうのはいけませんが、それでも、常日頃からこの意識を持っておくことによって自分の身を自分で守ることができるようになります。

パートナーとの話試合は非常に重要

クラミジア感染症かどうかの確認は自分の身を守るためというのはもちろんですが、セックスの相手、パートナーの身を守るという意味合いも含んでいます。
それこそ、付き合いたてのカップル、夫婦間でも信頼関係を損なわないために真剣に取り組むことが大切です。
恥ずかしいから相談できない、周りの目が気にあるから医療機関を受診することが出来ない、こんなことを言っている場合ではありません。

そもそも、状態が悪化すれば治療はその分長引きますし、感染が自分から拡大すれば周りのパートナーもそれと同じ思いをすることになってしまいます。
症状が出ていても放置する、この行動はその時点ではいいのかもしれませんが、問題をただ先延ばしにして、厄介にしているだけです。
こうした問題は早め早めに解決するのがベストになってきます。
その為にも、クラミジア感染については正しい知識を持って対応していくようにしましょう。
必要に応じて早めに近くの医療機関を受診して検査を受けていきましょう。

女性はおりものでクラミジアかどうか判断できる

クラミジアは感染していても症状がほとんどあらわれず、無自覚なことが多いのですが時に体に何かしらの変化が起こることもあります。
それが女性特有のおりものの変化です。
おりものは膣内を清潔に保つため、余計な病原菌を排除するために分泌されるものですが、体に異常が起きるとこの成分も若干変化していくことになります。

これはクラミジアに感染したときでも同じで、身体の抵抗力、免疫力が弱っているタイミングで症状が顕著になるとおりものから変な臭いがするようになったり、極端に量が多くなったりすることがあります。
こうしたおりものの変化は人によって若干の差が出てきますが、たいていの場合症状に気が付くことが出来ます。

毎日下着を替える際に、おりものが目立つようになった、あるいは清潔にしているのにも関わらず臭いが気になりだしたという場合には注意が必要です。
前者であればおりものシートなどで対応することができますが、後者の場合には自分だけでなく周りにもその影響が出てしまうことがあります。
臭いが気になるがあまり、必要以上に周りの目を気にしてしまったりとストレスが倍増することになります。

もちろん、定期的にシャワーを浴びる、ウォシュレットなどで性器周辺を常にきれいにするなどして臭いの対策はとれますが、これもクラミジア感染によるものであれば意味がありません。
性器周辺の汚れが臭いの原因になっているケースも時にありますが、クラミジア感染の場合にはそれの比ではないくらいの違和感があらわれます。
臭いに関しても同様で、これは明らかに体質によるものではないと判断できます。

体の小さな変化に気づけるようにする

クラミジア感染が疑われる場合には、先にあげたように、セックス中の違和感、おりものの状態を事細かくチェックしていくようにしましょう。
普段の生活の中でおりものが変化するほどの体調変化があったのかどうか、それがないのであればクラミジアの感染が疑われるのではないか、しっかりチェックしていきましょう。

ちなみに、クラミジアには潜伏期間があり、時にはこの潜伏期間の影響で発見が遅れることもあります。
潜伏期間は人によって異なるものの、多くは5日から3週間程度とされています。
クラミジアかどうかの判断はこの潜伏期間を考慮した上で下してくようにしましょう。
例えば、おりものに何かしらの違和感があったとしましょう。
そんな時でも、これがクラミジア感染によるものなのかどうか、実際にセックスからどのくらいの期間がたっているのかを計算し、そこからクラミジアが潜伏していることを考慮し判断をしていきます。

検査はパートナーと一緒に行う

もちろん、クラミジアかどうかの判断は素人ではできませんし、時に医師でもその診断に間違いが起こることがあります。
とはいえ、医療機関を受診するだけの症状が実際にあらわれているのかどうか、自分で治すことが出来ない類のものなのか、しっかり見極めていくことは大切です。
その為にもまずは、クラミジアについて詳しい知識を身に着けていく必要がありますし、もしもそうだったとしても明確な解決策をある程度知っていることでクラミジアに対する不安感を幾分払しょくすることができます。

大したことのない症状だからと放置してしまうのもいけませんが、だからといって怖い病気だとただただ不安感をあおってしまうのもいただけません。
大切なのは正しい知識を持ってそれを周りにも広めていくことです。
それ以上クラミジアの被害を広げていかないためにも、パートナーと一緒に症状を見極めていきましょう。

クラミジアの治療を始める際には、できるだけ単身ではなくパートナーと一緒に行うのがおすすめです。
その方がお互いに安心できますし、治療中はお互いに禁欲生活をしていくことになるので無駄が省けます。
もちろん、これは互いにクラミジアになっていた場合の話ですが、そうでなくても一緒に行動することで信頼関係はより強固なものになるのではないでしょうか。